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はたらくNavi インタビュー  自ら変化をつくりだせ! 貧欲に学んで やる気を伸ばす人を応援!

Vol.002

自分の強み・やり方を見つけ「実学」を教えてくれるのが、ドラッカー。

Q 仕事で何をしたいかわからない、と言う人も多いようです。
A 少しでも関心があることを追っかけてみればいいんです。自分の周りに起こっていることは偶然ではなく、全てが必然です。自分が面白いと思うことを皆が面白いと思っているわけではないんです。その感覚を信じてみればいい。「面白い」という感覚は、自分に対するメッセージが開かれているんだと思わなければいけないんです。ドラッカーも言っていますが、「自分が興味を持てることをする」ということに対しては自己中心的でいいんです。仕事の出来る人間ほど、自己中心的で、自分に向かって働きかけていますよ。
あと、必要なのは「皆が自己実現できる場所に入れる」という仕組みです。人間が最初の就職先を間違えるのは当たり前です。ドラッカーも「くじのようなもの」と言っています。外れた時に、外れた人たちも本当に自分の行きたい所に簡単にいける、そういう手立てが必要です。ドラッカーは「自分が自己実現できない環境にいることは、自分を軽く見ること」で、一番いけないことだと言っているんですよ。ミスマッチは絶対に起きて、10人のうち8人は最初からどんぴしゃな所には行けない。だから8割の人には、再就職の道が開かなければいけないんです。それなのに、ちょっと動くと「一生がふいになる」みたいな考え方をする人がいる。そんなバカな話はないんです。
Q 先生は「フィードバック分析」もされていますが、新たな道を探すとき、自分の強みを見つけるにはどうしたらよいでしょう?
A

自分の強みって、自分ではわからないんですよ。だって、自分にとっては当たり前のことだから。私にとっては、翻訳も特別なことではないんですが、周囲の人にはそうではないんです。だから、自分の強みは人に聞くのが一番です。親兄弟、恋人、誰でもいいから「自分が得意なものは何?」と聞いてみて下さい。「え?」と言う答えが出てくると思いますよ。自分では当たり前で気付いてないことが絶対にあります。
もう1つ過去を振り返ってみる、フィードバックすることです。やり方も色々あるでしょう。例えば、私は講演が苦手でパニックになっちゃうんだけれど、どうしたら上手く話せるか色々実験してみるんです。そうすると、ホワイトボードか黒板を使って、マイクは手に持って原稿は用意しないのが話しやすいとわかってくる。準備は、直前に3時間で、5時間でも1時間でもダメだということが経験上わかっています。
やり方は、学校では教えてくれないんですよね。仕事を他の人と組んでやる世の中になって、まだ200年しか経っていないから、学校では教えられないんです。それを教えてくれるのがドラッカーです。ドラッカーはもともとの資質に加えて、常軌を逸するくらい勉強しています。それに加えコンサルタントとしての知識も豊富で、その他にも興味を持った人にどんどん会いに行って、話を聞いたりもしています。そうやって手にいれた知識を、我々にばさっと教えてくれている。理屈ではなく、様々な人の経験の集積としての知識を教えてくれているんです。斜め読み、好きなところだけでもいいからドラッカーの本を読んで欲しいと思います。

【 お会いしての感想 】

最後に「はたらくNavi」のことをご説明したところ、「こういう仕組みこそが必要なんだ!」と熱い激をいただき、頑張ろうとの意を新たにしました。
上田 惇生(うえだ あつお)
1961年サウスジョージア大学経営学科留学、1964年慶応義塾大学経済学部卒業後、経団連事務局入局。同会長秘書(調査担当)、国際経済部次長、広報部長、(財)経済広報センター常務理事を経て、現在、ものつくり大学教授(マネジメント、社会論)。

「はじめて読むドラッカー」三部作、『(自己実現編)プロフェッショナルの条件』『(マネジメント編)チェンジ・リーダーの条件』『(社会編)イノベーターの条件』を編纂、世界10か国で刊行。『[エッセンシャル版]マネジメント―基本と原則』、「ドラッカー名言集」四部作、『仕事の哲学』「経営の哲学』『変革の哲学』『歴史の哲学』の編集、翻訳のほか、処女作『経済人の終わり』から最近著『ネクスト・ソサエティ―歴史が見たことのない未来がはじまる』に至るドラッカー著作のほとんどを翻訳、紹介。共著『研究開発の理論と手法』『情報化時代の産業予測』。ドラッカー思想について執筆、講演。ドラッカー自身からもっとも親しい友人、日本での分身といわれる。

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